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江戸時代に使われていた粂屋の宿札
江戸時代のはじめ、参勤交代が制度化されると、北国街道は北陸諸藩だけでなく日本海沿岸の諸藩の大名行列が通うことになりました。とくに加賀百万石の大名行列は、総勢五千人の規模となる時代もあり、北国街道も大いに賑わいました。
そして、江戸時代に脇本陣を務めたここ粂屋にも、江戸時代に使われていた宿札が大切に残されていました。
この宿札には加賀藩の直臣・人持組の名前が記されており、裏面には加賀藩家老の御供であったことなどの詳しいことが書かれています。現在は小諸市教育委員会・小諸市古文書調査室に大切な文化財として保管され調査が進んでいます。
江戸時代に使われた粂屋の宿札の裏には、江戸時代の年号や日付、お供の家臣の名前などが。